諭吉拾い音頭

限界オタク

宝塚が気になる他ジャンルのオタクが出来るだけ低コストで宝塚に触れるのを応援するエントリ

 早いもので桜もほとんど散り、新緑が目に痛い季節になった。日差しもなんだかちくちくしてむず痒い。こんな退屈で平和な日々には、吉井和哉も川べりで物憂げに「春はなんか優しくて残酷」と歌っている。
四月、私は今までの環境を飛び出して、ごくごく普通の人間の営みをしている。ヤバイ、これでは真人間になってしまう、地元で狂犬と呼ばれたこの私が仕事を終えて米を炊いて洗濯して11時には寝ているなんてありえない、ヤバイ、と謎の恐怖を感じている。
普通の人間になんかなりたくなかったのだ。
常にトンチキな格好をしてギラギラと宙を睨んでいた私。毎晩3時までソシャゲをして翌日12時に起きる私。そんな私が縁もゆかりもない土地で懸命に生きている。そんな自分が可愛くて愛おしくてたまらない。

前置きが長くなりましたが、宝塚が好きです。散々このブログでもお伝えして来ましたが、私は、宝塚が好き。まだ出会って半年にも満たないペラッペラの新米ですがこの気持ちは誰にも負けません。かつて渡り歩いてきた他ジャンルの人々にこれを言うと「羨ましい」と言われます。彼女たちは他ジャンルにいながら宝塚の素晴らしさを遺伝子で知っているのです。それならなぜ見ないの?というと、それは私も身をもって知っているのですが、ズブズブにハマることが怖いのです。宝塚という最後のオアシスに足を取られて他ジャンルを疎かにしたくないというのもあります。わかる。でもそんなの関係ねえ!!!!!!宝塚を見ろ!!!!!
今始めないと後々後悔することは、進研ゼミ
が教えてくれたよね。私も、あと数ヶ月早くハマっていれば贔屓の主演公演に行けたかもしれないと何度も枕を濡らしています。

 

注意書き
私はにわかの中のにわかで毎日勉強することが山ほどあるのですが、これくらいにわかの人間に勧められたほうが怖くないと思う。私なんかでも楽しいヅカライフが送れているよ、というのを知ってもらって私の屍を超えて立派なオタクになってほしい、そんな気持ちで書いています。全ての文章にあくまで(自論です)がつく薄っぺらい文章かつ、宝塚を知って日がめちゃくちゃ浅いほとんど素人(元々若手俳優オタク)が紹介するおススメ方法なので、もし歴戦の玄人ヅカオタの方などが読んでいる場合は今すぐ閉じて、スカイステージの視聴に戻ってください!!!ごめんなさい!!


知らない世界が怖いと尻込んでいるあなたのために、出来るだけ少ないコストで宝塚に触れてもらえるような、そんなブログを書きました。聞いてください、「宝塚って、怖くない」(怖いところも実際ある)

 

はじめに

お客様の中に、バンギャ若手俳優オタ、ジャニオタ、その他アイドルオタ、関係性萌えの方はいらっしゃいませんか?あ、沢山いらっしゃる。よかった〜これで心臓発作を起こしたヅカオタの命が助かります。
ここまでニコニコと説明してきましたが、宝塚は基本的に全オタクが好きな要素しかありません。残念でした。
コストが低い順に提案するので手が出せそうなものからいきましょう!

 

 

1 とりあえずYoutubeの公式チャンネルでジェンヌが動いているのを見てみる

おススメ度 ☆☆☆★★

コスト:無料

長所:短いし、トップや準トップあたりがピックアップされているから顔を把握しやすい。ここで好みのお顔やお歌やダンスを見つけられたら勝ち。

短所:ふわっとした内容しかわからない。行きたくても行けなくてもどかしくなる(私が)。


雪組公演『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 『SUPER VOYAGER!』初日舞台映像(ロング) - YouTube

花組公演『ポーの一族』初日舞台映像(ロング) - YouTube

月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』初日舞台映像(ロング) - YouTube


この辺りが最近やってたやつです。ここからさらに色々関連を見てみましょう。


2 スカパーが無料の日にスカイステージを見る

おススメ度 ☆★★★★

コスト:無料

長所:無料なので自分に合わないと思ったらすぐに撤収できる。気に入れば一日中無料で見放題。次回は5/6(日)です。

短所:スカパーが見られる環境にある人しか見られない。1日しか見られないので、自分の好みの作品が見られるとは限らない。でも5/6は花組のEXCITER!という最高のショーがあるので見たら楽しくなれると思う。後述するけど画質が終わっている。

 

3 アマゾンプライムでレンタルする

https://www.amazon.co.jp/b/ref=nodl_?ie=UTF8&node=5470907051

おススメ度 ☆☆★★★

コスト:216円〜864円

長所:1000円以内で気になった作品が手軽に見られる。名作どころが多い。でも最近のものはあまりない。私の浅くて浅い視聴履歴からのオススメは、花組エリザベートと星逢一夜、宝塚幻想曲です!(オラついている贔屓を見てくれ)二次元のオタクなら銀河英雄伝説もおすすめ!多分ツイッターで呟くとどこからともなくオタクが現れてお勧めを教えてくれるであろう。

短所:画質が終わっている。後述するスカイステージもですが、画質が荒すぎて引きの映像だと見分けがつかないことすらある。課金をしているのに...。

 

4 Gyao!のタカラヅカ・オン・デマンドに入会する

https://gyao.yahoo.co.jp/monthly/0000263838/

おススメ度 ☆☆★★★

コスト:1620円

長所:おそらくアマゾンプライムにあるラインナップと同じものが月額見放題で見られる。お得なのはこっちかもしれない。見放題の中にジェンヌさんのインタビュー番組などもあるので各個人の知識が深まりそう。

短所:入ったことがないので画質に関してはなんとも...。あえてあげるならプレステに対応していないのでアマゾンと違って大画面で見られるテレビが限られる。

5 大劇場或いは東京劇場に行っちゃう

おススメ度 ★★★★★

コスト:2000円〜2500円

長所:とりあえず見ないことには始まらない!!当日券はまさかの2000円代!無料です。怖い気持ちはあると思うけど行ってみれば結構なんてことない。劇場がとても綺麗なのでそれを見るだけでも価値がある!最後尾や立ち見が辛いということならおけぴや譲渡などがたまにあるのでそれを譲ってもらうのもアリです。お近くにヅカオタがいるなら彼女たちに一度相談してみるのもいい。どこからともなくチケットを持って現れます。

短所:もし当日券ならちょっと気合をいれて朝から並ばなければいけない。(演目によるけど)人気公演だと始発になることも...。ムラの方が広くて当日券の数も多いので関西の方は是非宝塚大劇場へ!
あと初めて見る演目はやっぱり大事なので、少し情報を集めてから自分に合った演目がやってくるのを待った方がいいかも。今ムラでやっている「天は赤い河のほとり」は個人的に初見には理解しづらいところがあるかもなという印象。これもTLのオタクに相談してみると吉。

 

6 スカイステージに加入する

おススメ度 ☆★★★★

コスト:3121円

長所:1ヶ月ほぼ一日中宝塚の何かしらが見られる。DVD一本買うより全然安くで色々な組のいろいろな演目や、スカイステージ限定のバラエティが見られる。また比較的新作も放映するので、リアルタイムに楽しめる。公演中の演目に関するインタビューや、毎朝宝塚に関するニュースが見られる。ここでしか見られない作品があるので、ヅカオタになったら将来的にここに行き着くしかない。

短所:画質がほんとうによくない。2018年とは思えない。ちょっとお高めだし人によっては視聴環境を整えるのに苦労するかも。でもこれさえあれば最悪劇場に行けなくてもヅカオタライフが満喫できる。


7 ライブビューイングに行ってみる

オススメ度:☆★★★★

http://liveviewing.jp/contents/company/

コスト:4600円

長所:とにかく見ないと始まらない!私はライブビューイングそんなに嫌いではないです。現地の空気感とか結構伝わるし。(でもライブビューイング行くなら現地に行くかなという気持ちはある)劇場が遠い人にとっては近くの映画館で見られるのは便利だと思う。大画面だし。千秋楽の挨拶が見られます。退団者挨拶は詳しくなくても泣けます。

短所:やっぱりちょっと高い。そして今度やるカンパニー/Baddyは特殊だから初見の人にはあまりお勧めできないかもしれない...。一部は割としっちゃかめっちゃかな脚本で、二部はある程度「宝塚のショー」に慣れた人が見ると楽しいです。スカイステージなどで何個かお芝居とショーを見た人にはおススメ。Baddyは最高。DVDは必然的に一部二部がセットなので、もしBaddyを一回でも見ておきたいならライブビューイングを推します。そっちの方が安い。

 

8 指定席を買っちゃう

おススメ度 ★★★★★

コスト:3500円〜12000円

長所:ウェルカムトゥタカラヅカ。やっぱり生観劇に勝るものはない。胸を張ってジェンヌに会いに行こう!

短所:チケットが取れない。贔屓を見つけたら頭がおかしくなってしまう。キャトルレーヴに入り浸ってしまう。現実を忘れてしまう、など。

これからわたしの推している花組のチケット争奪戦が始まるので参加してください。

花組公演 『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

画面が強い。

 

他にも気になるDVDを一本買ってしまうとか、本屋で雑誌を立ち読みして好きな顔を探す、とか楽しみ方は沢山あります!私は他力本願寺の住職をしているので、友人やフォロワーさんにDVDを貸してもらったりチケットを取り次いでもらったりとお世話になってばかりです。最近は友人の入り待ちについて行ってギャラリーするのが楽しかったです。
もしかしたらあなたのTLにも瞬発力のあるオタクがいるかも。その時はしれーっと宝塚気になるな...って呟いてみてください。素敵な出会いがあります。
最後に素敵なツイートを紹介して終わりたいと思います。

私はこれを身を以て知っています。
贔屓を見つけたあの寒い日。不思議に落ち着いた気持ちで外を出ると、宝塚は雪に包まれていました。幸福で涙が出そうでした。ロマンチックすぎるけれど、あの日のことを思い出すと自分の中の一番ピュアな心がふっと蘇ります。ああ、あの時迎えに来てくれたんだなあ。
多分この先宝塚を知らなくても幸せはそこら中にあるでしょう。けれど宝塚を知ればその幸せがさらに美しいものになるかもしれません。あなたのところにもある日突然贔屓がやってきて、にっこりと微笑み手をとって花のみちへ連れ出してくれますようにと、祈りを込めて。

このままずっとずっと死ぬまでハッピー(だったらいいな)/宝塚くんと私の歩みを振り返って正気に戻りたい

宝塚くんと出会って燃えるような恋をして早くも4ヶ月近くが経ちました。彼はとても情熱的なので頻繁にデートに誘ってくれますし(途切れることのない公演)、夜は私を眠らせてくれません(スカイステージほぼ一日やってる。勘弁して)。このままだと時が過ぎていくのはあっという間なんだろうな、という幸福な予感に胸をときめかせて日々を宝塚一色で生きています。

そこで、私と宝塚くんとの歩みを振り返って今後のお付き合いについて改めて考え直すきっかけになればいいなと思います。惚気でごめんなさい。でも私、幸せなんです。

 

2017年12月上旬

・ヅカオタにうっかり口を滑らせて大劇場に行くことが決まってしまう。その間5分。しかもバリバリの仕事中だったので「俺、オタクのこと…好きだな」って思った。その時は興味もあるし、一回くらい行ってもいいかなあという軽い気持ちだった。全くの予習無しに、なんとなくフランス革命の話というのだけ聞いていた。

そして

mimikomgmg.hatenablog.com

こういうことになる。この記事は沢山の人に読んでいただいたみたいでうれしかったです。この記事のあともう一公演増やし、「SUPER VOYAGER」を聞かないと息ができない病気になる。一緒に行った友人はファンクラブに入り亡き人となった。この時点でこれからも宝塚に行きたい!とりあえず組を一周する!という気持ちだった。

 

12月下旬 

若手俳優のオタクをする。楽しい。宝塚を一時忘れる。

 

2018年1月下旬

mimikomgmg.hatenablog.com

花組に出会ってしまう。

これで完全に狂ってしまった感がある。脚本に関しておもうところはあったけど、そんなこと気にならないくらいあらゆる意味で魅了されてしまった。贔屓(というのはまだまだおこがましいと思ってるけど便宜上こう書きます)を見つけてしまった!という衝撃とこのままヅカオタになってしまうんだ...という仄かな諦念。初めて見たときの胸がいっぱいになった感覚を忘れたくない。

・勢いで当日券にも並び、凍死しかける。

このままだと舞台写真が無限に増えるのでキャトルレーヴ、出禁にしてくれ。私が店に入ったらブザーを鳴らして警備員を呼んでくれ。

 

2月上旬

・スカイステージに加入する。画質が悪くてつらい。が、ほぼ1日中宝塚が見られることが幸福すぎてテレビを占拠して弟と毎日揉める。

・ある舞台を観るためにウキウキで遠征したところ虚無にぶち当たり、急遽東宝雪組当日券に並ぶ。凍死しかける。東京の劇場も素敵でした!2階最後列でオーケストラピットが覗けて楽しかったです。虚無の後の「SUPER VOYAGER」は2倍キマる。眞ノ宮るいくんのフランソワがかっこいい。泣き虫プリンセスなのでもう宝塚しか信じられねえ!と泣きました。

花組のお勉強をする。「金色の砂漠」が特に好きです。花じゃないけどみりおちゃんオスカルも好き。

 

2月下旬

月組に出会う。

mimikomgmg.hatenablog.com

・本当は行く予定ではなかったけど、初日映像を見てすぐに行くことを決めました。行ってよかった〜〜!!「金色の砂漠」に続き、作・演出の上田久美子先生の素晴らしさを実感。

・特に美弥るりかさん演じるスイートハートに夢中になる。オタクが好きなキャラ。同じ頃東京ではパタリロ!の舞台をやってるのが面白いなと思った。東京公演の時期にお暇な方は是非!

宙組のお勉強をする。まぁ様ファンの友人のお家で鑑賞会をして宙組偏差値があがる。「王妃の館」面白かった!真風涼帆さん、顔がいい。

 

三月中旬

・耐えきれなくて「ポーの一族」東京公演のために遠征することを決める。朝一で並んだけど凍死はしなかった。隣のおじさんと仲良くなる。結構男性ファン多いですね。

・再び虚無に出会う。久しぶりの若手俳優現場で宝塚の話しかしない、推しを聞かれて黙り込むといったような問題行動が目立つ。ごめんなさい。でも宝塚見て来たんだよ〜というとみんな予想以上に食いついてくれて、中にはライビュに行く!って言ってくれた人もいました。(単に私の若俳推し関連の闇が深いだけなので、宝塚と若手俳優舞台を比べるつもりは全くないです。現場はとても楽しいし、これからのチケットもたくさんあります。)若手俳優業界は思っていた以上に宝塚に興味津々であった。全員引き込みたい。

宙組を観劇する。真風涼帆さん、星風まどかさんトップご就任おめでとうございます!

天は赤い河のほとり」は予習して行ったので内容は粗方わかったつもりですがだいぶ駆け足だったかなあと思った。幕間に用語を説明するオタクと化した。ただ、世界観やキャラクターの完成度は高く、うっとりするようなシーンもたくさんあり楽しかったです。キキちゃんラムセスがめちゃくちゃカッコいい。シトラスの風」はメインテーマが頭に残る。

・BSで放送された「神々の土地」に深く感銘を受ける。「王妃の館」であんなにコメディに徹していたまぁ様のキリッとした軍服のギャップ!ちょっとだけ感想かかせてください。

空間の切り取り方が抜群だと思う。限られた狭い舞台の上にロシアの広大な土地が見事に広がっている。伶美うららさんの冷え切った美しさが白いセットに映えてまさしく絵画のようだった。個人的に好きなのが寿つかささん演じるマリア皇太后妃。男役ならではのドスのきいたお声。人を従えるものとしての貫録がある。咥えたばこがめちゃくちゃかっこいい。ジブリに出てくるやけに肝の座った女性指導者みがある。エボシ様とかクシャナ殿下のような。今書いてて思ったけど宝塚でジブリ、ありでは?

余談ですが私は夢野久作の「死後の恋」がとても好きで、読みを深めるためにロシア革命や皇帝一家について個人的に調査したりしていました。 

死後の恋

死後の恋

 

 かの有名なアナスタシア皇女にまつわる作品で、調べる過程で皇帝一家虐殺についても調査しました。「神々の土地」にアナスタシア皇女は登場しませんが、その後の時代の陰惨な歴史を知っていると胸が詰まる内容でした。上田先生の人物の描き方が上手なため、思入れのある人物たちの死がよけいに重かった。

しかし皇帝一家やイリナの死は直接描かれることはなく、いわゆるナレ死。ドミトリーが親しい人たちの死を悼みながら回顧するという幕引き。すこし物足りない気もするけれど、「革命」というものは得てしてこういうものなのかもしれない、とも思った。

二次元を通ったオタク的にエンディングのエモさが尋常じゃなく最後5分はべちゃべちゃに泣ける。ロシア民謡風の主題歌の中、登場人物たちが作中では見られなかった幸福な笑顔を浮かべて生き生きと踊り、すれ違う。そんな中幸せな皇帝一家の姿を見つめていたイリナは一人残される。広大な土地に佇むイリナの前に現れたドミトリーは、彼女を見つけ、幕が下りる中一歩一歩近づいていく。そして二人が触れ合わない前に終幕。エモである。上田久美子先生のオタクになってしまう。

 

そしてこれから

わたしが宝塚くんに散々甘やかされた様子をお届けしました。全然正気だった。わたしは正気のままにここまで来てしまった。逆に怖い。

4月から環境が変わることもあり、今後の予定はまだ決まっていないのですが、まだ履修していない星組に出会いたいというのと博多座をどうにかしてねじ込みたいと思っています。

 

宝塚くんへ

宝塚くんはわたしにいろいろなものを与えてくれたね。とても感謝しています。4か月、あっという間だったけれど、これからもわたしを夢中にさせてください。大好きだよ!

ダサいから天国なんかに行きたくない!/BADDY-悪党は月からやってくる-の雑感および上田久美子先生のことが好きという話

 

 

 とりあえずめちゃくちゃ楽しかったので、一部の評判にうーむと思って躊躇している人は迷わず行ってください。一部は一回目までならギリ耐えられます。高野悠がとってもキュートです。二回目は責任持ちませんけど!でも二部見たら直前の記憶飛ぶから心配しなくていいんだよ。
 それでは雑感。興奮のままに書いていてまとまりがないので、もしかすると加筆するかも。
私みたいに、保守的な思想や様式に対してある種のフラストレーションを抱いている(そして捻くれている)層にダイレクトに響く作品なんだと思う。だからこのブログでは「そう!こういうのが見たかった!」って言いたいんだけど、「いや待って、私はロブスターとカキが齧られたりタバコを咥えたジェンヌが階段を降りてくるのが見たかったのか...?」という気持ちにもなる。
 そのため今作を総括するには「くだらない既成概念や偏見や思い込みをぶち壊して欲しいという我々の深層心理に共感し、なおかつそれを類稀なる発想力で芸術までに昇華、表現しきった上田久美子先生サイコー!!」というのが正しい。

 

 沢山の技巧が凝らされていて、一回見ただけじゃ理解できる箇所がとても少なかったと思う。まあそれは私のメモリの少なさのせいでもあるんだけど...。私のポンコツ脳みそでも理解できた、分かりやすいところをあげるとすれば、「あらゆるものを禁じた先の平和」をバッディがぶち壊すというストーリーの構成について。ここでは目に見えない上田久美子の労力がある。みんなが笑顔で平和に暮らすピースフルプラネット。しかし観客はその国を目の当たりにして、ふと違和感を覚えるはず。その平和は、喫煙をはじめとした様々なものが禁止されまくった先にある所謂「かりそめの平和」だから。人々の意思というよりは、政府の方針だから地球の人々は従っている。この理論でいくと政府が戦争を始めますよ、と言えば命令されて従うことに慣れた人々は唯々諾々と戦争を始めることになる。これはめちゃくちゃ痛烈な風刺で、そのように描き切ってしまうのは容易いことだ。しかしそうしてしまうのはあまりに野暮だと思う。このくらいふわっとした比喩に収めている上田久美子先生、粋だね...。好き...。だから観客はバッディの登場に少なからず安堵するのである。
 メサイア悠久の記事にも書きましたが、一般的に「善」とされているものを「善いだけではないもの」として転換するには非常に労力がかかると思います。それをものの数分で実現させてしまう上田先生には脱帽どころではない。どう生活すればそんなクレバーな物作りができるの??月々3万払うから教えてほしい。
 私は宝塚について知り始めたピヨピヨの生まれたてなので偉そうなことは一切言えないのだけれど、このショーは所謂「伝統的な」ショーではないみたいだ。けれど、それを責めた人に対して「だって私、ちゃんとやってるし!」と言い返せる構成なのだと思う。この捻くれた感じがさあ〜〜たまらないよね...。好き...。(2回目)そんなこというやつの口を圧倒的な熱量で黙らせてやるぞという意気込みを感じる。好き!!
ちゃぴちゃんのオラついたラインダンスはマジでマジで興奮した。「わたしは怒っている!そしてそれは生きるということ!」と怒った表情ながらも生き生きと、そして力強く踊っていたのが一番印象に残っている。
 上田先生の作品は申し訳ないことに「金色の砂漠」しか拝見していないのだけれど、彼女には「個人が個人として思考し葛藤し、より良い生き方を模索すること」こそを「生」として描きたいという確固たる意思があるのを感じた。好き...です...。そこに男であることや女であることは関係ねえ!!っていうのをバッディとスイートハートの関係からビシバシ感じ取ったよ先生♡そういう先生にとって今の世の中ってめちゃくちゃつまらないんだろうな〜って感じた。わかるわかる。私も日々、用意された人工的な幸せなんてクッソくだらねえなって思いながらお客様にへこへこしてるからさ。でもそれをシレッとひっくり返しちゃう上田先生、尖りすぎだよ。サイコー。

 先生の作品は割と投げやりなのかもしれないなあと思う。少なくとも親切ではない。だって宇宙人の話から先生の作意を読み取るのってかなり難しいでしょ。せめてあと50回は見せてよね!!!

 でももしかしたらこの作品は「私はこう思うけど、みんなはどうなの?」という上田先生の観客への挑戦なのかもしれない。

みんな、くだらねえ現実捨ててBADDY、見ような!!!

不朽のばらのこどもたち/ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」に出会ってしまった

 ※「ポーの一族」原作およびミュージカルに関するネタバレがあります。

 
大変長らくお待たせいたしました。ただいまより、私作・演出 ミュージカル「オタクの一族」を開演いたします。
 
出会ってしまった。出会ってしまいました。
明日海りおさん、そして柚香光さんに。
 
登場人物
 
私:顔が悪いので顔の良い人間を見ることでバランスを保とうとしている。宝塚は「ひかりふる路」以来3回目のドドドド初心者なので大目に見てください。好きな萩尾望都は「トーマの心臓
 
C:二次元のオタク。2.5もちょくちょく。誘ったらどこにでもついて来てくれるので最高。
 
妹:妹。中学生から明日海さんが好きでムラに通っていたらしい。望月よりもいつも一歩先を走るオタク。今はジャニーズJr.の女。知ってる人の中で一二を争う面白さ。性格が悪い。
 
あらすじ
2018年1月、軽い気持ちで宝塚を観に行った望月とその友人は、ふらふらしているところを花組に撃たれてしまう。するとツイッターのフォロワーが現れてプレゼンを始め、本格的に宝塚に囚われてしまう!(「ポーの一族」を聴きながら読んでください)
 
私「ここにチケットがあります」C「空いてます」という軽い感じで、宝塚を見たことのない友人を連れてミュージカル「ポーの一族」に行きました。
そもそも私が宝塚に興味を持ったのが「ポーの一族」をする、というのを知ったことから。
 
この動画を見てこれは行かないと行けない気がする、と最早使命感を感じてチケットを死守しました。この頃の私はまだ知らない、「ひかりふりたい」「スーパーボイジャる」という訳の分からない造語で頭がいっぱいになることをー!
 
前日に、
私「花組行くけどそんなことより雪組が楽しかったから雪組が見たい」
妹「はあ?にわかも良いところ。花組を見たら花組のことしか考えられなくなるぞ(個人差があります)」
という不穏な会話をし、「いや言うてまだ雪しか見てないし、夢中になるってことは無いやろ。流石に草」と思っていましたが、宝塚の話をする妹は手負いの獣より危険なので反論することはせず、そっか...(笑)と曖昧な笑みを浮かべて寝ました。
 
当日はCと宝塚の駅で集合し、お昼を食べてから行きました。駅出てからあるショッピングモールのようななにかにたくさん飲食店があるのを初めて知り、「住める」と確信しました。お昼間だったからちょっと待ったけどレパートリーが多くて飽きなさそう。
Cはしきりに「駅から宝塚感に溢れてる」と言っていて、1ヶ月の前の自分を見るようで微笑ましかったです(イキリ先輩ヅラ)。
その間わたしはエンドレスで「ひかりふる〜」の話をしたり推しのイベントが不穏なことなどを弾丸で話しました。Cは優しいので私がノンストップエンドレスオタクトークをしても笑ってくれます。でもそんな優しい友人を宝塚という大きな渦に巻き込もうとしている自分にふと気付き、背筋が寒くなりました。そしてあの日以降狂ってしまった友人を思い出し*1、チケット代に圧迫されている自分の口座を思い出し、すこし自嘲してから全てを吹っ切りました。
 
「絶対にこいつを宝塚の女にしてやる。死なば諸共、ちゅーわけや…」
 

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久しぶりの大劇場、いるだけで楽しい。*2
昔、親にディズニーランドに連れて行ってもらっていた頃のわくわくに近しいものがある。やっぱり場の雰囲気づくりって大事だと実感しました。
 

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今回の席は二階前方。(写真は一階に座った時のものです。)初めて二階席に座ったのですが、舞台との距離が近くてとても見やすかったです。見習ってほしい劇場が頭の中で列挙されました。*3
前回も思ったんですが、このタイトルの電飾(?)、可愛すぎやしませんか。過去のを見ても色合いといい書体といい乙女心をくすぐられる...。写真では分かりにくいですが、この丸いドットのような電飾は全部薔薇の形です。期待値が爆上がり。
私はポーの一族の文庫を一巻だけ何度も読んでいて、その他の巻は稀に読み返すというレベル(一巻が好きなのと、トーマの心臓が好きすぎるのとでめちゃくちゃ思入れがあるというわけではない)、友人はほとんど前情報無しというステータス。大丈夫かな〜まあ行けるかあ、という軽いノリでしたが、予想以上に話が分かりやすく纏められていてびっくりしました。
 
本編感想
・空港から始まる場面。この始まり方、なるほどなあと思いました。感嘆。原作は連続した物語ではなくオムニバス形式です。キャラクターを見る限り二つ以上の物語で構成されるのが予想できたので、どうやって繋ぐのだろうと思っていましたがこの形式はとても分かりやすい。三人のバンパネラ研究家(と過去にエドガーとアランに遭遇したルイス)の調査をもとに過去を想起するという物語の運び方によって、我々観客もまた、ポーの一族の伝承を受け継ぐ目撃者となるのです。小池先生はこれがやりたかったのでは?と思うほどの作り込みです。まんまとその術中に嵌った人たちは、ドンの「エドガーは自ら名乗っている。ポーの一族と」という声と共に現れたポーの一族たち、そして下からゆっくりと現れるエドガーの姿に息を飲んだのではないでしょうか。「バンパネラの一族は存在した!」と。森を歩く野性の動物を遠くから息を潜めて見ている、という例えがしっくりくるほど、そこに確実に息づいていました。少しでも音を立てたらエドガーに気づかれて首元からエナジーを吸われてしまうのでは?と錯覚してしまいそうなほど緊張したお芝居でした。やっぱり観劇というより目撃という表現が合ってる。確実にエドガーがそこにいた。
・明日海りおさんの人外めいたその滴るような美しさは*4、人々の想像の中の吸血鬼そのものです。その憂いのこもった表情に一瞬で引きつけられました。長い時を旅する一族。一見瑞々しい外見をしているのに、身の上を聞かれればふと翳る青い瞳はひどく年老いた老人のそれのようにも見える。エドガーが現れると無意識のうちにゾッと肌が粟立ち、彼が人間ではないなにかであることを実感しました。キング・ポーの血を引き継ぎ、次の王になるべき気品が備わっていました。
・仙名彩世さん、何を食べたらそんな澄んだ声が出るんですか?マジで朝昼晩薔薇を食べているのでは?
・メリーベル可憐すぎる問題。お兄ちゃま呼びがたまらなく良い...。
・曲がメロディアスでとても素敵。どの曲も一度聞いただけで耳に残る。またCDを買ってしまった...。
 
余談
・一幕中盤、鳳月杏さん演じるクリフォード医師が出てきた瞬間に「オッ、イケメンおるやん」とオペラグラスをあげた時に、横でもCが同時にオペラをあげる気配があり、「こいつとは一生友達でいよう」と思いました。案の定幕間になったとたん「医者が...」「医者足が長い....」「医者...」と呻き、「ポーの一族 医者 名前 検索」「ポーの一族 宝塚 クリフォード 検索」で休憩30分を使いました。有識者の方によるとファンサがヤバいみたいです。
・ファンクラブが有志によるものだと教えてるとCは完全に混乱していました。私も混乱したので分かる。
・そろそろ拍手の場所がわかり始めた。トップが一番始めに舞台に出てきたときと銀橋に出てきた時。あとトップが「ハァッ!!」ってキメたとき。
 
柚香光さんの話(とレビュー)
 

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好きになってしまった。
まず第一にお顔が好きです。ポスターを見た時からすごく気になっていました。
でもなんとなく前調べをしたくなくて(劇場で見たものが全てだと思うので)、気にかけるようにしようとは思っていました。実際劇場に行くとそんな考えが必要ないくらい目を惹かれました。原作ではエドガーが好きにも関わらず、柚香さんのアランから目を離せませんでした。生意気で可愛いのにある瞬間にはすごく寂しい表情を浮かべる...はわわ...かわいい...かわいそう...学校で王様をしていたのにエドガーに出会ってしまいプライドをへし折られると共に唯一の居心地の良さを見つけてしまう...ああ...少女漫画...チョロい...。とまあテンプレートな感じでかわいいなあと思っていました。この時点で、キャラを可愛がってるだけだと思われても仕方がない。わたしもそうだと思ってた。違った。
レビューで死んだ。
柚香さんずっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっと明日海さんのこと見てる。ずっっっっっっっと見てる。駄目。見すぎ。(多分ほかの男役の人たちも明日海さんのこと見てるんだと思うけど私が柚香さんしか見てないからわからない)
ギムナジウムエドガーがルイスに話しかけられてるところを見てるアランのべったべたの執着と嫉妬が煮えたぎった目つきもヤバかったけど、レビューの柚香さんの明日海さんへの目線に篭った熱が、、、あの、、、、アランが抜けてないのかな、、、、。そんな目をこっちに向けられて踊られると好きになってしまうんですが。えっダンスがピカイチにかっこいい、、、。きらめいている、、、。顔がめちゃくちゃ良い、、、。伏し目がかっこいい、、、。
ここでオペラグラスの向こうの柚香さんから目が離せなくなって追いかけてる途中にふと、わたし柚香さんのこと好きなのではと頭によぎりました。
男役さんたちのダンスを見ながら、あんなにキレキレのかっこいいダンスをする人が、14歳の情緒不安な男の子を演じられることってあまりにもすごい...え、ていうかアランの少年らしい衣装もいいけどレビューのキラキラした衣装とおでこが出てる髪型ぐうかっこええ...と思い、いや一旦冷静になった方がいい、と大きく息を吸ってショーが終わるまで無を貫きました。
〜ショー終了後〜
私「はい。柚香光さんのこと好きです」
C「はい」
 
終演後のこと
「待ってあかん」「あかん最高」「最高と書いてポーの一族と読む」「ゆずかれいさん...」と呻きながら席を離れました。今すぐキャトルレーヴに飛び込みたい、そんな気持ちが私を支配しました。
私「とりあえずキャトルレーヴ行こ」
C「キャトルレーヴって何」
私「宝塚のアニメイト
C「はい」
 
お金を払いたいという衝動のままキャトルレーヴに血気盛んに乗り込むと、同じように興奮しきったお姉様方でいっぱいでした。めっちゃ分かる。多分ここにいる誰とでもサシでお茶くらいならできる。
興奮したままとりあえず目に付いたアランとエドガーのブロマイドを手にとってぎらぎらしているとCも同じだけの枚数持っていたので流石に笑いました。もちろんルサンクも買おうと列に並んでいると後ろの知らないお姉様が急に「待ってその写真どこにあった!?」と私たちが持っていたブロマイドを指さしました。アランとエドガーが夜闇に消えていく超ベストショットでした。「そこの!!一番下の段にありました!!!」「ほんまに?ありがとう!!」そう言うとお姉様は列を外れてブロマイドを取りに走って行きました。面白かったです。
 
 
バンパネラってなんだろう
つらい。全然無理。いっぱいいろいろ考えたからまた個別で記事書くかも。
 
 
ミュージカル「ポーの一族」に寄せて
 
脚本・演出の小池先生は誰よりも「ポーの一族」のファンである。かなり強火である。
ポーの一族」文庫版の一巻の巻末には5ページに渡ってポーが好きだというエッセイを書いているし、「ポーの一族」の上演を20年以上虎視眈々と狙っていたことをパンフレットにもエッセイにも書いている。
 
私の中のエドガーは成長することなく、私の生き方を問いかけ続けて来る。「もう、後戻りは出来ないんだぜ。いいのか?このまま終わっても」

 ポーの一族 一巻(文庫版) エッセイ「バンパネラの封印」 

 
自分に挑戦的に問いかけるエドガーに一言、「やってやったぜ」と答えて宝塚大劇場を指差す小池先生ってことでしょ。夢を叶えた先生めっちゃくちゃかっこいい。かっこよすぎじゃない?え、かっこいい...。エモ...。エモはとはこのこと。
作品が舞台化される時、必ずしも原作どおりである必要はないと思っています。ツールが違えば別物になって当然だし、我々は原作を見にきたわけではなく舞台作品を見に来た訳で、原作と寸分違わないものが見たいなら家でそれを読んでいればいいわけです。(もちろん原作へのリスペクトが無ければ話になりませんが。)
とくに舞台というジャンルでは虚と実を織り交ぜる作業が欠かせないと思っています。それを履き間違えて、舞台で表現しなくていいことまで表現して駄作だと感じる2.5次元舞台があります。(私怨です)
ポーの一族」原作は舞台上で表現し辛い要素があります。バンパネラが消滅するシーンなどはその最もたるものです。しかしその垣根を飛び越えて、舞台ならでは宝塚ならではの表現をしようという志がありました。その熱意や愛情に非常に心打たれたました。終盤、ふたりが闇に消えていく夜のシーン、もう、あそこまで素晴らしい画を私は今後見ないかもしれない。どうしようもなく切なくて、さびしくて、あまりの美しさに、何度見ても泣いてしまう。今この瞬間にも一度見たいと願っています、、、。チケットが無い。
私たちはたしかにポーの一族に出会ったのだ。エドガーとアランをこの目で見留めて、彼らが時間の旅へ消えていくのを見送ったのだ。それだけで幸せだった。千秋楽に小池先生と一緒に成仏したい。嘘、長生きしてイケコ...。
 
おわりに
勢いで誘ったので、たのしくなかったら申し訳ないな〜と懸念していたのですが、今ではCも立派に鳳月さんの話ばかりラインしてきます。誘って良かった。全人類宝塚を見た方がいい。
私も前よりもずっと宝塚歌劇が大好きになりました。とりあえず、エドガーとアランが再び目の前に現れる日を心待ちにしながら「いやあ、ね?わたしにも“贔屓”ってのができたんですよ」とイキリながら生きて行こうと思います。
 
私信 小池先生へ 「トーマの心臓」という漫画があります。あとは...察してください。
 

つらい。

 
合わせて読みたい
みんなもポーの一族に入ろう??
 

*1:前々回の記事を参照

*2:この写真は終演後に撮ったんだけど雪が積もっててきれいなので載せました。

*3:サンケ●ホールブリーゼくん、君のことだよ!

*4:三次元の人間を形容するのに「滴るような美しさ」というワードを使う時がくるなんて予想もしてなかった。でもこれが一番的確。美が滴っていた...。

若手俳優のオタクが、合言葉は「I love you.」だと知ってしまった/「ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」「SUPER VOYAGER!ー希望の海へー」

 

 

あらすじ

  宝塚大劇場がおわす関西に住みながら、二十数年間宝塚に触れたことがなかった主人公、望月はひょんなことから「若手俳優オタクが宝塚に行った」という楽しいブログを読んだ旨を友人Aさんに漏らしてしまう。望月はただの面白話の一環で言ったつもりだったが、そこには大きな誤算があった。Aさんは実は宝塚大好き女だったのだ。望月は知らなかった。次の瞬間、Aさんがご贔屓*1がいる組である雪組のチケットを望月の目の前に差し出すのをーー!

 

登場人物

望月

倫理観が著しく欠けている。顔のいい人間が好き。ある事情によって推しの現場から遠のきつつあり、生きる意味を失いつつある。親もびっくりの放蕩娘。宝塚についての知識はほぼゼロ。

 

Aさん

倫理観が著しく欠けている。某アイドルグループと宝塚を掛け持ちする化け物のようなバイタリティを持つ。

 

Bちゃん

倫理観が著しく欠けている。某アイドルグループをデビュー当時から応援しているかなりキツいオタク。望月と同じく宝塚に関する知識はゼロ。

 

  シャフトが送る、倫理観ゼロの3人が繰り広げるサイキックアクションコメディーアニメ!…ではないです。飽きたのでいつものテンションでいきましょう。オタクの友達に連行されて宝塚を見に行きました。

  本当に異文化すぎて終始スペースキャットみたいな顔をしながらも、ちゃんと付いて行こうと色々メモを取ったり質問したりしました。あくまで、若手俳優のオタクが初めて宝塚に行って右往左往している様子を書くだけなので、深いことは語れません。今もまだ混乱しているので助けて欲しいです。

 

  まず宝塚駅に降り立った時点でワー!!!ってなりました。なんかね、もう、そこは異世界なんですよ。異国を歩いているような白い壁の街並み。言うなればディズニーランドみたいな、もう街そのものが宝塚の雰囲気で作られていました。家からそんなに遠くないんですが、あまり来る機会もなく、自分の住んでる地方にこんな場所があったんだ...と半ば信じられなかったです。

  駅から5分くらいのところに宝塚大劇場があります。この聖地をムラと言うらしいです。

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  ウワー!めっちゃ宝塚!!って書いてる!!って大きい声で言いました。当たり前です。

 中に入るとめちゃくちゃ広くてびっくりしました。すぐに小ホールの入り口があり*2、正面には食堂があります。さらに進むとグッズ売り場が三つくらいある。経済。

広いホールには、お姉様方がジェンヌさんの名前を書いたプレートを持って立っていて、もしかして闇オークションが始まるのかと思った。違った。(当然だよ)

聞くと、有志がファンクラブを設立し、ご贔屓さんの名義のチケットの売り買いを管理しているらしい...。なにそれ....やば...。

さらに進むと、劇場が!

 

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 建物に入ったところからそうなんですが、全てがロイヤルでときめきます。ふかふかの絨毯は銀河劇場を思い出しました。オタクあるあるだと思うんですが、もう劇場そのものが好きじゃないですか。世界観がマッチしてるから劇場がセットの一部みたいな感覚があります。

  全然関係ないですが開演前に行ったトイレの手洗い場はお湯が出てホ、ホスピタリティ〜〜!!と感動しました。

  あとめっちゃびっくりしたのが、劇場内の飲食が全面オッケーなこと!もちろん開演中は禁止ですが、開演前に生協特典?のお弁当をモリモリ食べてる集団がいてあまりにも面白い。さらに席の前のお姉様が手羽先を丸かじりしては骨にしていたのが面白すぎてずっと見てた。普段通っている劇場は基本的に飲食NGなので、カルチャーショックだった。あといいなあと思ったのはオペラグラスの貸し出しがあること!貸し出し料500円と保証金を払うだけ。忘れたときとか荷物が多い時などに便利です。うらやましいなあ~。クソバカなのでよく双眼を忘れる。

 劇場は二階組、最後尾が29列まで。今回は15列のセンターブロックだったけどかなり見やすかったです。前の人の頭が被って見えないってことが全く無くて素晴らしいなと。チケットは7列まで確約のSS席(12000円)、S席(8300円)、A席(5500円)、B席(3500円)。若手俳優舞台とあんまり変わらない。なんなら7列確約ならSS席安い気がする。今回の演目は一部のお芝居と二部のショーで構成されていて、こ、これは刀my...となった。全然違う性格の二つのお芝居が見られるの、超お得では。

 

一部 ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール

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 かの有名な独裁者ロベスピエール(以下マクシム)が独裁に至った歴史を、恋人マリー=アンヌとの出会いと共に描く物語です。マリー=アンヌはこのお芝居のオリジナルキャラクターです。私は歴史モノのお芝居がちょっと苦手なんですが(史実が気になって集中できない)、うまくまとめられていたのでとても見やすかったです。ストーリーに関してはこれくらい。

 衝撃を受けたのはやはりジェンヌさんたちのパフォーマンスです。

・マリー=アンヌ演じる真彩希帆さん、歌がうまい

 もちろん全員めちゃくちゃ歌がお上手なんですが、真彩さんは別格だった!

 なに...え...これが人間の歌声?いやいや天使でしょ...こんな澄んだ声聞いたことない...。え...私、天使を見てしまったんやけど...。みたいな...。スペースキャット極まった。

 すごく好きな演出があって、マリー=アンヌとマクシムがそれぞれ過去を振り返り、二人の後ろで去ってしまった人々が優しく微笑んでるシーン。二人の美しい歌声と優しい日々と、今ある現実のギャップに胸が詰まりました。

 

・朝美絢さん演じるサン・ジュスト、オタクがめっちゃ好きなキャラ

マクシムのカリスマにメロメロの狂信者、美貌の青年サン・ジュスト。これだけ聞いて好きにならないオタクいる?いない。

kageki.hankyu.co.jp

  朝美絢さんめっっっっっっっちゃ顔好きなんですけどどうしたらいいですか?こんな顔の青年が、独裁者を狂信してうっとりしてる姿が見られるなんて、ふつうに感謝でしょ。一番興奮したのは、マクシムが永遠の友情を誓ったジョルジュとカミーユを処刑して弱っている姿とは裏腹に、この上ない笑顔でマクシムを後ろから抱きしめるサン・ジュストのシーン。自分だけの独裁者であるマクシムを愛してしまっている...。オタクの好きなやつでしょ。オタクの好きなやつですよ!!

 曲はフランク・ワイルドホーン。デスノートミュージカルがかなり好きな私にとってすごくうれしいことでした。音楽がとてもいい。特に好きなのはマクシムとマリー=アンヌが初対面で家まで送っていくシーンでマリーが葛藤する曲。

 さらにすごいなあと思ったのはセットの自在さ。急に下から橋がせりあがってきたり、急に家が建ったり、物理を越えている。魔法?

 

 終結はあまりに切ないもので、普通に泣いてしまいました。そして口から「革命とは...愛とは...生とは…」といつものオタク文法がこぼれました。となりを見るとBちゃんが顔を覆っていたのでそっと寄り添いました。

 

  30分休憩をはさみ二部です。後ろを見るとほぼ全員が弁当をかっこんでいたので少し怖かったです。

 

二部 SUPER VOYAGER!-希望の海へー

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  Aさんからこの二部がマジでやばいと聞いていたので身構えていましたが、結論から言うとマジでやばかったです。まだ精神が帰ってきません。聞くところによると、演出家がジャニオタらしく(男性です)、ジャニオタを落とす気満々の構成でした

船出をテーマにオタクが大好きな海兵ルックで歌い踊る最高のアイドルパ

ここにいるやつ全員抱くまで絶対帰さない!!という強い意気込みを曲から感じました。

  後ろで弁当をかっこんでいたお父様方ももれなく抱かれました。

  主演の望海風斗さんがベルベットの黒地に金のモールがついた軍服を着てゴンドラに乗って幕上から登場するのですが*3、あまりの絵面の強さ、そして「ウェルカム、ようこそ俺の海へ 寒いだろこっちへおいで」「俺がお前の不安を全部吹き飛ばしてやるから(うろ覚え)」という強すぎる歌詞に脳みそを直接ブン殴られ、涙目になりました。「え、ヤバいボーっとしてると抱かれる!!」という恐怖も感じました。ていうか「君と俺」の君って私やんな??嘘でしょ...出港しちゃう...(??)というトチ狂った感情で頭がおかしくなりそうになりました。

  ソロパートでもジェンヌさんと私の空間♡俺とお前♡みたいなドリームスペースになってしまいました。「大好きだぞ泣き虫プリンセス」っていう文字、ハーレクイン文庫にしか無いでしょ。

  それからLA・LA・LANDでしかないセットと衣装とダンス(嘘じゃないんです信じてください)、アンダルシアに憧れてを踊る望海風斗さん。(オラ馬鹿だから分かんねーけど著作権とかどうなってんだ?)突然の謎茶番(褒めてます)、嘘だと言ってほしい!GENERATIONSの曲を歌って踊る若手男役さんたち(ジャニーズにとどまらずEXILEまでも...)、マツケンサンバの応酬をスペースキャット顔で見守ることしかできませんでした。良い意味でめちゃくちゃ。

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  怖いのは、舞台に近いお客さんへの本気のファンサが知ってるファンサを三段くらいすっ飛ばしたものだったことです。見つめてウインクしてが長い!あんまりやると死ぬからやめて!

 オープニングはポンポンを持ってみんなで踊ろう!っていう趣向だったようでもちろんお姉さま方はポンポン(800円)を手に踊っていました。みんなめっちゃフリ覚えてるやんと思っていたら、実は公演前にフリのレクチャーをする動画があるらしく、またスペースキャットになりかけました。あらゆる福利厚生が整いすぎて怖い。

とにかく二部楽しかった!!!!

 

公演後

  Aさんが「アーーーー」しか言えない望月とBちゃんを連れて来たのは「キャトルレーヴ」。グッズショップです。梅田とかにも支店があるのは知っていましたが、マジで宝塚!!!経済!!パワー!!!って感じの品ぞろえです。

物価が安い!!

  若手俳優のブロマイドってL版三枚組600円が妥当ですよね。ここでは2L版の大きい劇中ブロマイドが一枚組で324円です。安。パンフレットは超分厚いのに1000円(税込み)やっす。さらにめちゃくちゃびっくりしたのが、「Le CINQ」という、今公演中の舞台の劇中写真が全ページに渡ってこれでもかと載ってる上に、一部の台本が全編載った雑誌が1000円(税込)で売っています。無料ってことです。しかも今公演中の写真が雑誌になってるって何...?時間をも超越している...?

  若手俳優舞台に通っている身として驚きの連続すぎた。さらに驚くことに、DVDは今公演の千秋楽までに発売されるそうです。DVDは今公演の千秋楽までに発売されるそうです!!!!!!もう一回言いましょうか?さっき見た公演が、千秋楽の後もすぐに見られるんです!!!!!!しかもBlu-ray版は一人一人の動きを追った映像が特典に入っているらしい...。

 もう理解が追いつかない。キャトルレーヴの中でちょっと怒られるくらいの音量「え!」「えええ!!!」「嘘やろ!!!嘘って言ってよ!!」と絶叫し、怒られました。私の知っている次元の世界じゃ無いことを痛感しました。

  最近の舞台制作会社にキレ散らかしていた私にとってあまりにもカルチャーショックな福利厚生内容でした。だって予定していたイベントが急に中止になったりしないんだよ?*4

 さらにディープなことを言うと、入り待ち出待ちは文化として認められているので、公演中、お稽古中は毎日会って直接お手紙を渡してお話ができます。*5

 Aさんの名言「一生会える」

  しかも駆け出しのジェンヌさんだと自分の出番表を作り、ファンに配るらしいです。なにそれ〜最高オブザ・ワールド....。Aさんがもらったものを見せてもらうと、手書きで丁寧に出番が書かれていて、こんなん応援してまうやろ〜と呻いた。

 

まとめ

 この全ての素晴らしさの裏にあるのはやっぱり歴史だと思います。ファンのことをファン以上に理解した手厚い福利厚生 、マナーが良いからこそできるファンサービス、脳みそに良いショー。全ては積み重ねてきたものがあってこそです。2.5次元界隈も、持ちつ持たれつで長生きするジャンルに育てば良いなあと思いました。

  望月はもうすでに「ポーの一族」に少なくとも二回入ることが決まっていますし、Bちゃんは朝美絢さんに落ちたので来週のチケットを取りました。みんなも宝塚に行って急性最高中毒になろう!

 

最後に見てほしい動画。

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合言葉は「I love you」!!!!

 

 

 

*1:若手俳優界で言う推しの概念

*2:小ホールでは大ホールとは別に違う演目を違う組がやっているらしい。例えるならば梅芸のメインホールとシアタードラマシティ。バブリー。

*3:キンプリの説明してるときみたいな気持ちになってきた

*4:C●LIEのことは言うな

*5:全員じゃないけど

あの人に愛してもらえない今日を正面切って進もうにも難しいがしかし/椎名林檎が人生を肯定してくれる

 

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この人生は夢だらけ!

 

  思えばオタクになってから常に椎名林檎の曲が側にいた。出会いは某ジャンルの手書き動画で東京事変の遭難が使われていたことだ。*1当時中学に入ったばかりのわたしはその某ジャンルを知ってから、半ばDQN気味だった性格から一変してオタクに転げ落ちた。そのジャンルに、椎名林檎東京事変の雰囲気はぴったりで、その動画以外にもたくさん動画があった。買ったばかりのiPodに片っ端からダウンロードして聴きまくってたなあ。それからもまあ...あの...イメソンとかに使ってて、すいません。

 イメソン云々抜きにしても、彼女の歌が大好きだ。あのように美しくて、強くて、なんでも持っているように見える彼女が「あの人に愛してもらえない」と歌うだけで、凡庸な私は、救われた気持ちになってしまう。人は一人残らず孤独なのだと思い出す。

 今回、椎名林檎が発表するアルバムのリードソングと言える「人生は夢だらけ」は私を肯定してくれる。

「大人になってまで胸を焦がして ときめいたり 傷ついたり 慌ててばっかり」

これはまさに自分なんじゃないか!と思うオタクは多いはず。オタクは、以前と比べて生きやすくなったかもしれないが、それでもやっぱりどこか日陰の存在である。(そして日陰の存在であるからこそ楽しい場合もある)

  世間には、どうしても通らなければならないと思われている通過儀礼があって、それは人によって就職だったり、結婚だったりする。本当は自分がやりたいと思っていることではなくても、周りの目を気にして自分を貫けない。本当はこんな服が着たいわけじゃないのに、世間ではこれが普通だから着なくちゃいけない。本当はこれをしたいのに、普通はしないことだからできない、なんてことばかり。そんな窮屈な思いをしているオタクに、椎名林檎は「この人生は夢だらけ」と歌う。

  私はオタクになったことを後悔したことがない。オタクにならなければ出会えなかった素晴らしい作品や、出会えなかった人々が大好きだから。だけど、ほんとうにたまに、自分がオタクじゃなかったらと思うことがある。もしかしたらもっと違う人生があったのかもしれない。少なくともjpgを見ながら泣いたり、実在しない人間のことについて考えすぎてレポート用紙20枚ぶんの論文を書いたりしてない。今の世間は何か一つを好きだと主張し続けるのが難しい。

  だけど、わたしはこの生き方しか知らない。毎日楽しい日々になるように努力をしている。それでも、たまに落ち込んだり、死にたくなったり、自分なりに普通の暮らしをしている。

「それは人生  わたしの人生 嗚呼、誰のものでもない! 奪われるものか わたしは自由!」

  わたしの人生は夢だらけだ。まだ出会っていない素晴らしいものだらけ。それに触れて好きになることができる!許されている!わたしの自由! 

逆輸入~航空局~(初回限定生産盤)

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 椎名林檎さん、これからも生きることを肯定してください。

そろそろやってくる自分の誕生日にはこのアルバムを一枚買って、何度も聞こうと思います。 

*1:今探したらもうなかった。ショック。

俺だけのところへおいで/Club SLAZYを見てディリーダリーストリートに行こう!

ハァッ.......ハァ........フウ....ゲホン....あー....聞こえるか?...あんたがこれを見てるってことは、俺はもうこの世にいないってことだな。...まあいいさ、俺だってこんな世界まっぴらだ。精々するぜ。...なんて言ったって、あんたは信じちゃくれないんだろうな。そうだよ、俺にはまだやらなくちゃならないことがある。故郷には身重の妻と育ちざかりの息子がいるし、俺はまだ刀ステジョ伝の日本号のキャストだって知らない。来週にゃあ劇場版「Fate/stay night Heaven's Feel」の公開だってある。やり残したことばっかだ...。ハハ、笑ってくれよ。...笑えねえよな。こんなおしゃべりいつまで続けてたって埒が明かねえ。本題だ。まずはヤツの話をしようか。そうだ、ヤツは俺たちが生ぬるいビールに酔ってる隙に後ろからやってきた。ヤツは卑怯だ。いつだって、幸せの絶頂に忍びよってくるんだからな。悪魔さ、鬼だよ。え、ヤツが誰かって?ハハ、笑わせるなよ。冗談だろ?ヤツだよ。卒論だよ!あいつは第一部隊を食い尽くしたかと思えば、俺たちの隊に真っ先にやってきた。たまたま推しくんのブログに夢中になっていた俺は助かったが、あとは全滅だ。あの推し舞台全通オタクのニコラス隊長も、薄ミュにはまりかけだったジャックもみんなやられちまった...。俺も時間の問題だ。今は一週間でやっつけたゴミみてえな卒論草稿で難を逃れたが、次のゼミがくりゃ一発でアウトだ。ゲームオーバー。...そうなる前に、この映像を見てるあんたに頼みがある。先に言っとくが、この映像には期限がある。10/11。この日を過ぎれば俺たちの努力はおじゃんになる。言ってること、わかるか?絶対に見てほしいんだ。

gyao.yahoo.co.jp

お前はこれを見て、なんだこれはと思うかもしれない。え、やばい。この○○ってキャラ萌える...尊い...。そう思うかもしれない。だが、おびえないでほしい。俺もそうだった。「え...このGarnet Starってめっちゃかっこいい...しかも、え...何...クールビー様かわいい...」と口走ったその次の瞬間にはAmazonで2と3を買っていた。そして4のチケットをとっていた。お前は怖くなるかもしれない。この世の中にこんなに最高な舞台があることを知ったことを。だが、目をそらさないでほしい。Club SLAZYは最高なんだ。社会に疲れ切った俺たちに、それでもがんばり続けることの意味を教えてくれるんだ。ああ、スレイジーは最高。一家に一枚。そう言って同郷のスティーブは死んだ。だから俺も語り継いでいかないといけない。...待て...チッ、奴らか。どうやらここまでらしい。長話になっちまったが、これだけは覚えていてほしい、Club SLAZY初演はGYAO!で10/11まで無料配信、最高なのでお前がもし話の通じないタコ上司の頭をかち割りたくなったときなどに見てくれ。そしてそれが気に入ったら10月12日(木) 25:05~25:35から東京MXほかで放送されるドラマを見てくれ。俺から言えるのは以上だ。すまないな、お前には苦労をかける。それから...いや、やめておこう。...もし妻と子供にあったら伝えてくれないか、お前たちを愛し