名探偵のいない密室

若手俳優の舞台のこと中心

【感想】舞台『弱虫ペダル』IRREGULAR〜二つの頂上〜

10月下旬から11月間の5回の観劇、作品にして4つの舞台を観に行って参りました〜〜!

10/30 ペダステ ソワレ
11/1 ペダステ マチネ
11/6 ヴェローナの二紳士 
11/7 カレーライフ 大千秋楽
11/28 ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー

11/1のペダステは前もって決まっていたのですが他の予定はほぼ前日に決めて勢いで行きました!最近の行動力には自分でもびっくりですちょっと引きます!今回は舞台 弱虫ペダルについてダラダラ書いていきます。


10/30は直前にお譲りいただいたプレミア席の7列目で、初めてあんなに近くで見るキャストの皆さんのきらきらに終始ため息をついていました....。
 今回は圧倒的人気を誇る巻ちゃんこと巻島裕介と東堂尽八のお話でした。わたしは兼ねてから東堂役の北村諒くんをすごく推していたので今回のペダステはとっても期待していたのです!
もちろん期待以上の出来だったのですが、東京公演も長かったせいか、北村くんの声に違和感がありました。10/30は大阪二回目だったためかちょっと枯れてるかなあという程度だったのですが、11/1のマチネでは歌が辛そうで心配でした。(大千秋楽のライブビューイングには行けなかったのですが、廣瀬さんも北村くんも声の調子が戻っていたようなので安心しました〜。)
長い公演ならではの苦労ですね。
 詳しい内容はDVDや他の感想ブログのかたにお任せするとして(笑)わたしの感じたことを書いていきたいと思います。
東堂と巻ちゃんはなにかとペアにされやすい二人なのですが(笑)今回のペダステは二人の孤独な男が出会って別れるまでの物語だったなあと思います。あくまでも一人の男が自転車によってアイデンティティを獲得し、同じように自転車に救われた相手に出会うという過程が丁寧に描かれていました。原作を上手に切り張りして2人にスポットライトが当たっていました。わたしが特に嬉しかったのは歯磨きしてる真波に東堂がアドバイスするくだりを完全再現してくれたことです!真波が大好きなので原作でも思入れのある「ほーどーひゃん」が聞けてめちゃくちゃ嬉しかったです.....。北村くんのそつなく器用な東堂が後輩への託し方に戸惑い揺らぐ姿も切なくてよかった!
巻ちゃんパートでは客降りがありました。隣の友人の横が通路だったのですがちょうど斜め前で巻ちゃん(廣瀬)さんがスポットライトを浴びてキラキラしてたのを覚えています。そして小野田くん(小越くん)が通路を後ろから降りてきたところで、後ろの方が通路に置いていた荷物をえへへって感じで拾って渡してました。かわいい。小越くんっょぃ。ただ、わたし自身は客降りは大歓迎なのですが、二階席で見たときは全く見えなかったので賛否両論あると思います。梅芸は大きいホールなのでちょっと向いてないかな...。
 次回作が発表されましたが、わたしはこういうペダステの決して停滞しない新しい風を求める姿勢がとても好きです。弱虫ペダルの人気の主軸である三年生という存在はとても大きいものですが、それを軽々と乗り越えていく勢いを感じます!DVDも次回作も心待ちにしてます。

それにしても三月は2.5次元界隈が元気すぎ。


【感想】仮面ライダードライブ ファイナルステージ&番組キャストトークショー



  前回の更新からだいぶ空きましたが(笑)今月以降たくさん観劇などの予定があるので、きちんと更新したいと思います。よろしくお願いします。

  10/4、10/11、10/12に行われた仮面ライダードライブファイナルステージ&番組キャストトークショーに参加しました。ショーについてやキャストさんの印象、またドライブに関する大まかな感想を書きたいと思います。ドライブに関する感想はまた個別で記事をあげたいな〜と思っているので結構雑多なものです。



ファイナルステージ

ファイナルステージは本編からそう遠くない時間軸でした。進之介がベルトさんと別れて、剛がチェイスの復活を求めて旅に出た少し後ですね。詳細な内容は書きませんが、印象的だったシーンを少し。復活した魔進チェイサーはドライブとの勝負に苦戦します。そのせいでフリーズロイミュードに処分されそうになります。チェイサーはそこへ駆けつけたマッハに助けられ、目を覚まし本来の自分を取り戻します。このシーンはマッハがフリーズの攻撃を背中で受けてチェイサーを守ります。ちょうど45話の逆を演出しています。わたしはこのシーンがすごくショックで始めて見たときにボロボロ泣いてしまいました。理由はうまく説明できませんが、多分詩島剛の自己犠牲の精神を改めて目の当たりにしたからだと思います。詩島剛の父親はロイミュードの産みの親である蛮野です。剛はそのことを姉にも知らせず一人で抱えて生きてきました。父親を憎みながら同時に自分のことも責めてきたのでしょう。負荷のかかるマッハのシステムに頼ったのは、自分は犠牲になっても構わないという自己犠牲の精神がそうさせたのではないか、とわたしは考えてきました。
今回のショーで剛がチェイスを庇い、借りを返したという箇所でその自己犠牲が開幕見えたのです。きっと剛はチェイスが死んだあと、自分をひどく責めたんだろうなあと思います。でもそれはチェイスにとって自然なことで、もしかしたら幸せなことだったのかもしれません。しかし剛はそれを"借り"だと思ってしまったのです。
チェイスが身を挺して剛を守った行為はわたしの中で剛が始めて家族以外からもらったアガペーであると解釈していました。しかし今回のショーでその借り"があっさり返されてしまいました。剛はまだ自分を認め切れていないのかな、と少し寂しくなりました。でも、まあ、剛は若いのでこれからもっと辛いことや楽しいことやが待ってるのですよね。その旅路にチェイスという友達が横にいてもいいのかもしれません。Vシネ外伝や、マッハ小説などまだまだ考える余地がありそうで楽しみです。

番組キャストトークショー

 まとまりの無い文ですが覚えている印象的なことを書いていきます。まずブレン役の松島庄汰くんの使い勝手の良さ(?)!!松島くんとは出身が同じなのですが、関西弁が心地いい!さすが関西人といったトークですごく安心して観れました。でも多分彼自身はそんなに明るい人間ではない(笑)ので主演の竹内くんと対照的ですごくバランスの取れた現場だったのだろうなと思いました。松島くんはすごく綺麗なお顔で癖がないので、これから少女漫画の実写とかで売れそうだな〜。そして詩島剛/マッハ役の稲葉友くん。ドライブのイベントは新高輪のイベントと仮面ライダー3号の完成披露以外は参加しましたが、そのどれもが稲葉くんが引っ張っていました。トークはもちろんお上手ですし、お若いのに他のキャストさんへの気遣いがバッチリできる遣り手でした!しっかりしていらっしゃるので、プレッシャーもあったでしょう。彼の脆さは剛の危うさをよく表現していたと思います。都合によりスペシャルバージョンには参加できなかったのですが、他の方のツイッターのレポで稲葉くんが泣いていたというのを知って何故かよかったな〜〜と安心しました。個人的に稲葉くんの演技がとても好きなので、彼も今後活躍してくれるのを期待しています。
そしてわたしの超超超推し俳優、上遠野太洸くん!!!!!!!!ドライブにハマったのは彼がいたからといっても過言ではありません。この一年彼を追い掛け回してイベントのチケット取りに奔走しました。もちろん彼のお顔や演技もすごく好きなのですが、今回のイベントでわたしと彼のチェイス観が非常に近いことを知ってすごーーーく浮かれました(笑)彼はチェイスの役目はもう無いと思っているのでは、と思いました。すごくすっきりした顔をしていました。わたしもチェイスは十分生ききったなと思っています。上遠野くんも売れてほしいです〜〜!!!多分当分彼を追いかけます。とりあえず来月のカレンダーイベントは...行きます...。


大雑把ですが、一応これで終わりたいです。すごく濃い三日間だった!!一番好きな仮面ライダーは?と聞かれれば多分龍騎かオーズって言いますが(笑)一番楽しかったのは?って聞かれればドライブと答えます。一年間ありがとうございました!
ゴーストは主人公がとってもかわいいですが、やっぱり二号待ちです。

ウロボロス 最終話 感想 血は水よりも濃い


何かを見て何かを感じたのを垂れ流しにするのがもったいない!と思い今日から自分の勝手な妄想や考察をぐだぐだ書いていくことにしました。どうぞよろしくお願いします〜



先月、とあるフォロワーさんに今やってるドラマ、「ウロボロス〜この愛は正義〜」が面白いよと勧められてあらゆる力(主に金)を使って既に放送されていた5話までを一気見しました。もちろんどハマりして、バイト中延々とイクオとタッちゃんのこれからに思いを馳せていました。回が進むごとに真相に近づいていく焦燥感....ふざける深町...ボンバーマン...。様々な角度から見てほんとうに楽しいドラマでした。そして今日ようやく最終話を迎えたわけですが、バイトのおかげでリアタイできず、いつものようにTLに張り付くことができなくて、お家に帰ってカップうどんとおにぎりを食べながら録画で見ました。以下は総監宅の場面以降についていろいろ考えたことです。


血は水よりも濃い


最終話について話すと言いながら初っ端から前回のことについて触れたいと思います。

エンディングが流れる中、まほろば時代のイクオのパーソナルデータがタッちゃんの車(カッコいい)の助手席に置かれたファイルで公開されます。あのシーン!!!すごくドキッとしました。もちろん北川総監がイクオの父親だと予想していなかったので単純にその事実に驚いたというところもあります。しかしわたしが真に衝撃を受けたのは、イクオには家族がいたのだ、というところです。まほろばは身寄りのない子供たちが身を寄せ合って暮らす児童養護施設でした。その中にいるのだから当然イクオにも家族がいないのだと思い込んでいました。しかし、イクオには父親がいた。
「タッちゃんはほんとうのほんとうに一人だったのだ」

竜哉は撃たれた後北川総監に向かって言います。「あんた息子かばっただろ」イクオに向かって「こいつはお前の弟なんだぞ」
そのタッちゃんの憧憬の瞳....。
それまで北川総監は血も涙も枯れ果てた悲しい悪として描かれています。しかしそんな人間であってもイクオの血の繋がった家族であるのです。どんなにひどい人間であっても家族がいるのといないのとでは360度違う、と思います。イクオはそのことがきちんと理解できる状況にありませんでした。しかし竜哉は、本当に何も持っていなかったタッちゃんにはそのことのもつ意味がよくわかったのでしょう。だってずっと憧れていたから。自分を生んだ母に抱かれるその日を。父を眩しく思うその時を。持たない者は有ることのありがたみをよく知っているといいますね。まさにそれでした。結子先生についてのイクオの気持ちがあまり描かれていなかったことへの疑問が解消されたと思います。イクオには結子先生と同等に大切な人が既にいたのだから。

段野竜哉は天涯孤独であり、それゆえに北川総監を殺そうとする龍崎イクオを止めることができたのです。やっとそこに辿り着くことができたのです。北川総監の息子を想う愛に、タッちゃんは眩んだのです。


-この愛は正義-という副題には賛否両論あったそうです。しかしタッちゃんがイクオを想う愛は確かに正義だった。イクオをこれ以上道から外れた人間にしたくないと想う愛、結子先生に立派に会うために踏み止まる愛。段野竜哉の愛は正義だったのです。


余談ですがこのウロボロスに似た作風は?と聞かれると漫画、BLACK LAGOONの双子編やアニメ、残響のテロルなどが挙げられます。どちらも大人の都合で運命を左右された子供たちが逆襲を仕掛けようとする物語です。わたしは特にBLACK LAGOONが好きで、中でも好きなセリフがあります。



誰かが、ほんの少し優しければあの子達は、学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう。
 でも、そうはならなかった。
 ならなかったんだよ、ロック。
 だから、この話はここでお終いなん     だ。



この言葉がウロボロス最終話にぴったりだと思いました。イクオには日比野美月という理解者が現れ、竜哉には自分を受け入れてくれた組やベストオブ片腕の深町がいました。しかし彼らの復讐は結子先生が殺された日から根を張っていたのです。もし竜哉が心優しい夫婦に引き取られていれば、イクオが捨てられることなどなければ、あの日結子先生が殺されなければ...。でもそうはならなかった。だからこの話はここでお終いなのです。遣る瀬無い終わり方でしたが、人間としての終わりというものの呆気なさと無常を感じさせる良いドラマだったと思います。